わしはレオじいじゃ。大好きだったあの人と毎日一緒にいたんじゃ。わしが眠るまでずっと頭をなでてくれて嬉しかった。いい年こいて恥ずかしいが、わしゃ甘えん坊なんじゃ。ある休日の日、ドックランに遊びに来たんじゃ。
わしゃ楽しくて走り回った。気がついたらあの人はいなかった。１週間、１か月…半年待っても現れなかった。
どうやら、わしは捨てられたのかもしれない。あー、思い出すと涙が溢れてくるのぉ。まぁ“犬生”楽ありゃ苦もある…もう一度、家族がほしいのぉ。